宇宙が爆発してできたって、光の速度よりはやいの?

提供:onayami
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宇宙が爆発してできたって、光の速度よりはやいの?


宇宙の膨張と光の速度

宇宙の始まり、つまりビッグバンの時、現在の物理法則では説明できない「特異点」から急激に膨張しました。この膨張の初期段階では、インフレーションと呼ばれる現象が起こり、非常に短い時間(約10^-36秒から10^-32秒程度)の間に宇宙のサイズが急激に拡大しました。

光の速度を超えた膨張

このインフレーション期における宇宙の膨張速度は、光の速度を超えるものでした。ただし、ここで重要なのは、物理的な物体や情報が光速を超えたのではないという点です。

  • **相対性理論**では、物体や情報は光の速度を超えることができないとされています。
  • しかし、空間そのものが膨張する場合、この制限を受けません。

インフレーション期においては、空間が超光速で広がったため、光の速度の制限に違反することなく、宇宙全体が急速に膨張しました。

結論

ビッグバン直後の宇宙膨張は、光速を超えるスピードで起こりましたが、それは空間そのものの膨張速度であり、物理的な法則に矛盾するものではありません。