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2024年6月24日 (月) 12:44時点における版
山野井泰史
山野井泰史(やまのい やすし、1965年9月14日生まれ)は、日本の著名な登山家であり、アルパインスタイル(最小限の装備で、補給やサポートなしに行う登山)での登山で特に知られています。
生い立ち
山野井泰史は、東京都で生まれ育ちました。幼少期から自然に親しみ、登山に強い興味を持つようになりました。
登山経歴
山野井は、多くの難関登山ルートを成功させ、その多くが日本国内外で高く評価されています。彼の登山スタイルは、純粋アルパインスタイルとして知られ、非常にミニマルな装備で困難な山岳に挑むことを特徴としています。
- 1985年 - マッターホルン北壁を登頂。
- 1988年 - ガッシャーブルムII峰(8035m)に無酸素登頂。
- 1991年 - ダウラギリ(8167m)南壁新ルート初登頂。
- 2002年 - シシャパンマ(8027m)南西壁単独登頂。
事故と復帰
2002年、シシャパンマ登頂後の下山中に大規模な雪崩に巻き込まれ、重度の凍傷を負いました。この事故により、彼は手足の指を失うことになりましたが、その後も登山への情熱を失わず、リハビリを経て再び山に挑戦する姿勢を見せています。
著作
山野井泰史は、自身の登山経験や哲学を綴った書籍を出版しており、多くの登山愛好者や冒険家に影響を与えています。
- 『垂直の記憶』 - 登山経験をまとめた自伝的作品。
- 『アルパインスタイル』 - アルパインスタイルの魅力と挑戦を描いた書籍。
家族
山野井泰史は、同じく登山家である妻の山野井妙子と共に、多くの登山を行っています。彼らは、パートナーとしてだけでなく、共に多くの挑戦を共有してきました。
受賞歴
山野井泰史は、その卓越した登山技術と数々の偉業により、多くの賞を受賞しています。
- ピオレドール賞 - 1991年のダウラギリ南壁新ルート初登頂に対して。
外部リンク
関連項目
- 日本の登山家一覧
- アルパインスタイル